土地のこと 強さと美しさをはぐくむ土壌
岩手山のほど近く、奥羽山脈に接する雫石町は、水や土に恵まれた豊かな土地。
夏の雨や暑さ、冬の凍てつくような空気、降り積もる雪。
はっきりとした四季の移ろいは、自然の厳しさをも教えてくれます。この地で育つゆりたちは可憐ながらもどこかたくましく、生命力に満ちあふれています。
水のこと
「きれいな水」が
あたりまえにある
岩手山麓の豊富な地下水はどこまでも清らか。
澄みきった雪解け水は、土の中へゆっくりと染みこんでゆきます。
ゆりを育てる上で、水は一番と言ってよいほど重要なもの。「きれいな水」はゆりにとって、何よりのごちそうなのです。
つくり手のこと あふれる思いをにじませて
ゆりたちが欲しているものは何なのか、
耳を傾け、声を聞き、手をかけること。
毎日心をこめて接していると、応えてくれるのがわかります。
力いっぱい美しく咲けるように。
見る人が笑顔になれるように。
花の力
なくてもいいけど、
あるとうれしい。
花って実はそういうものかもしれません。あればお腹が満たされる、というわけではないのですから。
けれども、たった1本の花が、わたしたちの暮らしを、人との関係を変えてくれることがあります。もらう人も、あげる人も、心があたたかくなる。そんな力が花にはあると、わたしたちは信じています。