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ゆりを知る
ゆりの種類について ゆりの種類について
2021.06.01 ゆりを知る
猿子園芸で育てているゆりは、主に「オリエンタルユリ」「スカシユリ」「テッポウユリ」の3種類です。
それぞれまったく違うので、用途などによって使い分けるのも楽しいですよ。
オリエンタルユリ
「ゆりといえば、これ!」と言ってもいいくらい、いわば王道のゆりです。
花は大きく香りもしっかりとしていて、ゴージャスな印象。
なかでも純白の「カサブランカ」(という品種)はバブル期に大変な人気を博し、
今でもご年配の方はゆり=カサブランカと勘違いされているほどです。
色としては白、ピンク、赤(ワインレッドなどダークな色もあり)に限られます。
日本では薄めの色のほうが、人気が高いようです。
また、大きさや香りのほかに、花持ちがいいという特徴もあります。
猿子園芸のゆりも7割がオリエンタルユリ。
冠婚葬祭や大きなお祝いごとなどで使われる方が多いほか、
定番の「ザ・ゆり」が好きという方からも多くご注文いただいています。
スカシユリ
花が小さめで色の種類も多く、斑点模様が入ったものなど多種多様なのが特徴です。
猿子園芸では黄色やオレンジ系の品種を育てていて、
発色のいいものから薄い色味や繊細な花びらのものもあり、選ぶ楽しみもあります。
香りはほとんどないに等しく、最近では多少香りのあるものも出ていますが、
オリエンタルユリに比べると圧倒的に控えめです。
さらに、大きな特徴の一つが、価格もお安めだということ。
そういったことも含め、日常使いにぴったりのゆりかもしれません。
テッポウユリ
ラッパのような形をしているテッポユリ。
猿子園芸では最近生産を始めたばかりで、収穫はこれから(なので写真はありません)。
というのも、日本では昔からテッポウユリ専門の農家さんがいて、なんとなく棲み分けがされていたから。
テッポウユリ農家さんのゆりは国内で開発された品種で、サイズも大きめなのに比べ、
猿子園芸のテッポウユリは、オランダで開発された比較的コンパクトな品種です。
これ以外にもゆりにはたくさんの種類があり、
品種改良も進んでいて毎年たくさんの新種が生まれています。
どうしたら美しくて力強いゆりを育てられるのか、試行錯誤する日々。
試作のゆりもたくさんつくっているので、今後それらについてもお伝えしていきたいと思います。
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