Columnコラム
つくり手から
イベントを終えて 盛岡のヒップな本屋BOOKNERDさんでのPOP UP STORE
イベントを終えて
盛岡のヒップな本屋
BOOKNERDさんでの
POP UP STORE
2021.12.07 つくり手から
雫々 POP UP STORE at BOOKNERD
(2021.11.6 Sat. – 7 Sun.)
言わずと知れた、盛岡のインディペンデント書店「BOOKNERD」さん。
実は、雫石に住む私はそれまでその存在を知りませんでした。
が、「雫々」立ち上げに関わってくれた方が店主と知り合いで、この場所でやることの意味を力説され(笑)、それならばと、初めてのPOP UPイベントを開催することに。
店主の早坂大輔さんは実に寛容な方で、さまざまなカルチャーに造詣が深いからか、植物のなかでも、ゆりという、けっして大人気!とは言えない花にも興味を持ってくださり、「うちでよければいくらでも使ってください」と、なんともふとっぱらな言葉をかけてくださいました、、、(ありがたい…)。
その言葉に存分に甘えさせていただき、店内の壁には写真やブランドコンセプトなどを展示、所狭しと本が並ぶ棚にはゆりのアレンジを紛れ込ませ、店の前にででんと販売ブースを置かせてもらい、文字通り使えるところはすべて使ってのPOP UPとなったのでした。
いろいろなイベントをされているBOOKNERDさんとしても花の販売は初めてとのこと。
どうなることかと一同ドキドキしていたのですが、土日の2日間とも天気にも恵まれ、
驚くほどたくさんの方が来てくださいました。
今回は、1本売りのゆりに加え、グリーンや他の花と合わせたゆりのミニブーケもご用意。
ふだん花をあまり買わないような方も手に取りやすいように、と考えました。
お客さまも思っていた以上に若い方が多かったです。
日常的によく花を買うというわけではないけれど、花や植物に興味のある若者もいるというのは嬉しい発見でした。
また、じっくりと選んでゆりを1本だけ買ってくださるような方もいて、それも花農家としてはとても嬉しかったです。
お客さまと対話をしながら花を手渡し、一人ひとりに「伝えられた」と感じられる2日間でした。その分、お待たせしてしまう場面もありましたが…。
皆さんの花や植物に対する興味が、少しでも広がっていけばいいなと思っています。
ご協力いただいたBOOKNERD早坂さんにも、心から感謝です!
今後のイベントについて
毎日ほとんどの時間を畑や作業場で過ごしています。
生き物や土と向き合い、手に取ってくださる方たちの顔を思い浮かべながら作業をするのはもちろん楽しいこと。
ですが、自分たちのつくっているものや目指していることに共感していただける、さらにそれを直に感じられるというのは、本当に幸せなことだと思います。
今回の2つのイベントを行ってみて、改めて、お客さまに直接花を届けられること、お客さまの声を聞けることの喜びを心から実感しました。
これからもできる限りこのような直売のイベントを増やしていきたいです。
何より、つくり手の日々の糧になります。
次回は春頃に、なにか楽しいイベントができるといいな、と。
それまで皆さまどうぞ、お体に気をつけて。
暖かくしてお過ごしくださいね。
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