Columnコラム
ゆりを知る
露地栽培 ② 収穫後の作業
露地栽培 ②
収穫後の作業
2022.11.15 ゆりを知る
秋が深まり朝晩の冷え込みが厳しくなる頃には、露地栽培もおしまい。
ということで、露地の畑の収穫後〜来春からの再開に備えた作業のもろもろをご紹介します。
「露地栽培 ①」にもある通り、露地栽培を行うのは春〜夏の暖かい時季で、収穫は例年霜がおりる
9月下旬から10月頭頃までです。 収穫を終えた畑から順次、畑を整えていきます。
収穫後は 耕す/いったん放置 の2パターン
パターン1 草刈り→耕す→放置
花を収穫したあとの茎や雑草などをまとめて刈り取ります。
(草刈りはやる場合とやらない場合があります)
そのあと、刈り取った草や土の中に残っている球根ごと土をうちます(耕します)。
そのまましばらく置いておくことで、土の中での分解をうながし、養分を蓄えることができるのです。
パターン2 放置→球根を掘り取る
ほとんどの露地の畑は、パターン1のように収穫が終わったら一度耕してしまいます。
が、場合によってはそのまま放っておくこともあります。
それは、土の中に残っている球根を太らせるため。
しばらく放置して球根の太り具合を見つつ、掘り取って再利用する場合もあるのです。
こちらは収穫後2カ月ほど放っておいた畑。
トラクターに掘り取り機を装着し、土の中の球根をどんどん掘り取っていきます。
土の上に球根がひょっこりと顔を出しました。
これらの球根は別の露地の畑に植え替え、次の収穫の時を待ちます。
ちなみに、球根を掘り取るのは露地の畑だけで、ハウス栽培では行わない作業です。
耕す→放置/球根を掘り取る、のいずれかを行った畑。
このあとは、堆肥を撒いてうつ(耕す)という大事な作業が待っています!
こちらは「猿子園芸の土づくり ②」にて詳しくお伝えします。
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